最新の「自動運転」関連の登録求人案件数と動向

「自動運転」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2023年6月末時点で、前月比12.0％減、前年同月比42.9％減の23,598件となりました。前月に引き続き、掲載案件数の多いIndeedでの減少が大きく影響した形です。Indeedを除いた5サイトでは前月比1.6％増、前年同月比で26.1％増の5,467件となっています。

サイト別では、Indeedが前月比15.4％減の18,131件、dodaが同3.5％増の3,938件、リクナビNEXTは同5.4％減の1,267件、マイナビ転職が同16.9％増の152件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職が同6.7％増の32件となりました。

求人内容の多様化が進む

自動運転関連求人でこれまで多くを占めていた案件としては、大手自動車メーカーにおける自動運転技術の研究開発職がありましたが、最近は案件の多様化の傾向が顕著です。最近の新たな求人としては、自動運転車両の検査スタッフの募集などの案件も出てきています。

最新の「MaaS」関連の登録求人案件数と動向

「MaaS」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2023年6月末時点で、前月比26.4％減、前年同月比36.7％増の2,669件となりました。

主要転職サイト別では、Indeedが前月と同様に大きく減少しました。Indeedは前月比34.9％減の1,865件、dodaが同4.7％増の537件、リクナビNEXTが同8.6％増の241件、マイナビ転職は同25.0％増の15件、ランスタッドとエン転職は前月と変わらず、それぞれ10件と1件でした。

MaaS関連の求人では、MaaSを構成する公共交通の1つであるバス関連の求人も多く掲載されており、たとえばMaaSビジネスの展開を視野に入れたバス・鉄道向けの車載機器メーカーなどから求人が出ています。

『自動運転ラボ』による定点求人案件数調査について

自動運転ラボは、業界を牽引する大手メーカーからIT・技術分野で革新の一翼を担うスタートアップまで、モビリティ業界の最前線についての情報を発信しています。自動運転・MaaS関連の求人案件数調査については今後も毎月実施・公表し、最新情報の発信が企業や団体の採用活動の一助となるよう努めて参ります。