最新の「自動運転」関連の登録求人案件数と動向

「自動運転」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2021年10月末時点で、前月比14.3％増、前年同月比51.9％増の31,762件となり、調査開始以来、初めて3万件を突破しました。
前月比で2桁％増は8カ月ぶり、前年同月比での増加は8カ月連続となっています。コロナ禍の第5波の感染者数が急減する中、関連企業による採用活動が活発化してきたと考えられます。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比15.9％増の28,686件、dodaが同1.7％増の1,934件、リクナビNEXTが同0.7％増の831件、マイナビ転職が同3.1％減の153件、ランスタッドが前月末と変わらず78件、エン転職が同4.2％増の74件となっています。

車載インフォテインメントシステムの開発担当者募集も

自動運転関連の求人は募集職種が多様化していますが、最も目立つのは引き続きエンジニア求人となっています。
自動運転ソフトウェアの開発案件や自律走行に関するデータ分析のほか、最近では自動運転車向けの車載インフォテインメントシステム（IVI）などの開発担当者の募集も増えてきました。

最新の「MaaS」関連の登録求人案件数と動向

「MaaS」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2021年10月末時点で、前月比2.1％増、前年同月比69.4％増の1,066件となりました。前回調査では前月比で3カ月連続で減少していましたが、増加に転じました。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比1.8％増の658件、dodaが同2.8％増の214件、リクナビNEXTが同3.5％増の175件、マイナビ転職が前月末と変わらず4件、ランスタッドも前月末と変わらず10件、エン転職は同28.5％減の5件でした。

MaaS関連の求人案件では、社内にMaaS関連の新たな部署を立ち上げ、その部署で事業企画を担当するポジションを募集する企業も出てきています。

『自動運転ラボ』による定点求人案件数調査について

自動運転ラボは、業界を牽引する大手メーカーからIT・技術分野で革新の一翼を担うスタートアップまで、モビリティ業界の最前線についての情報を発信しています。自動運転・MaaS関連の求人案件数調査については今後も毎月実施・公表し、最新情報の発信が企業や団体の採用活動の一助となるよう努めて参ります。